結婚相談所への入会を考え始めたとき、多くの方が最初に不安に感じるのが「入会審査」ではないでしょうか。
「面接のように厳しく質問されるのか」「何か特別な書類が必要なのか」「審査に落ちることはあるのか」——ホームページを見てもなかなかわからないことが多く、問い合わせる前から緊張してしまう方も多いと思います。
私自身は結婚相談所を通じて妻と出会い、今年で結婚30年になります。自分の経験と、現在の相談所の仕組みをもとに、入会審査について「実際に何が行われているのか」を、できるだけ具体的にお伝えします。
この記事を読めば、入会審査に向けて何を準備すればよいか、当日どう臨めばよいか、がわかるようになります。
結婚相談所の入会審査は「落とすための審査」ではない
まず最初に、大切なことをお伝えしておきます。
結婚相談所の入会審査は、基本的に「落とすための審査」ではありません。相談所側の目的は、入会希望者が「本当に結婚する意思があるか」「他の会員に安心して紹介できる人物かどうか」を確認することです。
選考試験のように厳しく採点される場ではなく、むしろ相談所側も「入会してほしい」「成婚につなげたい」という前提で話を聞いています。過度に緊張する必要はありません。
ただし、「誰でも入れる」というわけでもありません。次のセクションで、実際にどのような確認が行われるかを詳しく説明します。
入会審査の一般的な流れ
相談所によって細かい違いはありますが、入会審査は大きく以下の流れで進みます。
| ステップ | 内容 | 所要時間の目安 |
|---|---|---|
| ①無料カウンセリング | 担当者との面談・サービス説明 | 60〜90分 |
| ②必要書類の提出 | 本人確認書類・収入証明など | 事前に準備 |
| ③審査・登録 | 書類確認・プロフィール作成 | 数日〜1週間程度 |
| ④入会手続き | 契約・費用の支払い | 当日 |
多くの場合、「無料カウンセリング」と「入会審査」は同じ日に行われます。カウンセリングで話した内容をもとに、担当者が審査を進める流れが一般的です。
入会審査で必要な書類
入会審査で最もよく戸惑うのが「必要書類」です。相談所によって多少異なりますが、一般的に以下の書類が求められます。
ほぼ必須の書類
- 本人確認書類:運転免許証・パスポート・マイナンバーカードなど
- 独身証明書:本籍地の市区町村役場で発行(婚歴がない場合も必要)
- 収入証明書:源泉徴収票・確定申告書・給与明細など(直近のもの)
相談所によって求められる書類
- 卒業証明書・学位証明書:最終学歴を証明するもの
- 在籍証明書・名刺:勤務先を証明するもの
- 資格証明書:医師・弁護士・公認会計士などの資格がある場合
このうち、特に準備に時間がかかるのが独身証明書です。本籍地の役場への申請が必要で、郵送で取り寄せる場合は1〜2週間かかることがあります。入会を検討し始めたら、早めに手配しておくことをおすすめします。
本籍地の市区町村役場(またはその出張所)に「独身証明書の発行申請書」を提出します。本籍地が遠い場合は郵送での申請も可能です。発行手数料は300円程度が一般的です。マイナンバーカードがあればコンビニで取得できる自治体もあります。
入会審査で実際に聞かれること
カウンセリング当日に担当者から聞かれる内容は、大きく以下の6つのテーマに分かれます。
①結婚についての考え・時期
「なぜ今、結婚相談所を利用しようと思ったか」「いつ頃までに結婚したいか」という質問は、ほぼ全ての相談所で聞かれます。
ここで大切なのは、「なんとなく」ではなく、自分の言葉で答えられるかどうかです。完璧な答えは必要ありませんが、「結婚への本気度」が伝わる言葉で話せると、担当者の印象が大きく変わります。
②現在の仕事・収入について
勤務先の業種・職種・勤続年数・年収などを確認されます。これはプロフィールに記載する情報の確認であり、審査の合否に直接関わるというより「正確な情報を載せるため」の確認です。
収入については、プロフィールに掲載するかどうかを相談できる相談所もあります。気になる場合はカウンセリングで確認してみてください。
③家族構成・生活環境について
現在の住まい(一人暮らし・実家暮らしなど)、家族構成、両親の状況などを確認されます。結婚後の生活イメージを共有するための質問です。
④婚歴・交際歴について
過去に結婚歴があるかどうかは、書類(独身証明書)でも確認されますが、口頭でも確認されることが多いです。離婚歴がある場合は正直に伝えることが必要です。虚偽の申告は後でトラブルになります。
離婚歴があっても入会を断られることはほとんどありません。事実をそのまま伝えれば問題ありません。
⑤相手への希望条件
「どんな相手を希望するか」について聞かれます。年齢・職業・外見の好みなど、プロフィール検索の条件設定に使われる情報です。
ここで注意したいのは、条件の「現実性」です。次のセクションで詳しく説明しますが、あまりに絞り込みすぎると、紹介できる相手がほとんどいない状態になることがあります。
⑥サービス内容・費用への理解・質問
カウンセリングの後半は、相談所側からのサービス説明と費用の案内になります。わからないことはここで遠慮なく質問しておくことが大切です。特に「途中退会した場合の返金」「成婚料が発生するタイミング」は必ず確認してください。
審査に「落ちる」ことはあるのか
「審査に落ちることがあるのか」は、入会を検討している多くの方が気になる点だと思います。結論から言うと、落ちるケースはあります。ただし、一般的な条件を満たしている方であれば、ほとんどの場合は入会できます。
入会を断られる可能性がある主なケース
- 必要書類(独身証明書など)が提出できない
- 虚偽の申告が発覚した場合
- 反社会的勢力との関係が疑われる場合
- 現在、他の婚姻関係がある場合
- 精神的に不安定で、他の会員とのトラブルリスクが高いと判断された場合
「年齢が高いから落ちる」「収入が低いから落ちる」ということは、基本的にありません。プロフィールとして正確な情報を提出し、誠実に対応すれば、審査を過度に心配する必要はありません。
審査当日、好印象を持たれるために意識すること
審査の合否に直接関わるわけではありませんが、担当者に好印象を持ってもらえると、その後のサポートにも影響します。男性経験者として、以下の点を意識しておくとよいと思います。
清潔感のある身だしなみ
高価な服を着る必要はありません。「きちんと整えている」という印象が大切です。清潔感のある服装、整えた髪、清潔な爪——これだけで印象は大きく変わります。入会後のプロフィール写真撮影がある相談所では、当日そのまま撮影になることもあるので、身だしなみには気をつけておきましょう。
結婚への意思を自分の言葉で話す
「なぜ結婚したいか」「どんな結婚生活を送りたいか」を、自分の言葉で話せると印象に残ります。完璧な答えは必要ありません。「家族を持ちたい」「一緒に年をとれる相手を見つけたい」など、短くても自分の言葉で話すことが大切です。
条件をある程度柔軟に持つ
希望条件を細かく絞りすぎると、「この方には紹介できる相手がほとんどいない」という状況になります。担当者もそれを感じれば、サポートのモチベーションに影響することがあります。「理想はあるけれど、まず会ってみることを優先する」という姿勢が、結果として成婚に近づきやすいです。
わからないことは素直に聞く
費用のこと、サポートの内容、活動のペースなど、疑問があればカウンセリングの場で全て確認しましょう。入会後に「そんなつもりじゃなかった」となるのが、婚活で一番もったいないことです。
入会審査前にやっておくべき準備チェックリスト
カウンセリング当日に慌てないために、以下を事前に準備しておきましょう。
- 独身証明書の手配(本籍地の役場へ申請。郵送の場合は1〜2週間かかることも)
- 本人確認書類の確認(運転免許証・パスポートなど有効期限を確認)
- 直近の収入証明書の準備(源泉徴収票や確定申告書)
- 「なぜ結婚相談所を使おうと思ったか」を簡単にまとめておく
- 希望条件(年齢・職業・居住エリアなど)をざっくり整理しておく
- 費用や契約に関する疑問点をメモしておく
まとめ
- 入会審査は「落とすための審査」ではなく、本気度と信頼性を確認する場
- 必要書類は「独身証明書・本人確認書類・収入証明書」が基本。独身証明書は早めに手配する
- 聞かれる内容は「結婚への意思・仕事・家族構成・婚歴・希望条件」が中心
- 審査に落ちるケースは虚偽申告や書類不備がほとんど。誠実に対応すれば問題ない
- 当日は清潔感・自分の言葉で話すこと・条件の柔軟性の3点を意識する
- 疑問は全てカウンセリングの場で確認し、納得してから入会を決める
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