お見合い当日が近づくにつれて、こんな不安が出てきませんか。
「男性は最初に何を見るのか」「どんな会話をすればいいのか」「何をしたら印象が悪くなるのか」——準備しようにも、相手が何を考えているかわからないから、何を準備すればいいかもわからない。そんな状態でお見合い当日を迎えている方は多いと思います。
この記事では、お見合いの場で男性が実際に何を考えているかを、できるだけ正直にお伝えします。私自身は結婚相談所を通じて複数回のお見合いを経験し、妻と出会いました。今年で結婚30年になります。
「正解の振る舞いを教える記事」ではありません。男性側の感覚を知ることで、当日を少し楽に迎えられるようになれば十分です。
この記事を書いた人:こもれび。結婚相談所で複数回のお見合いを経験し、妻と出会って結婚30年。お見合いを「する側」だった男性として、正直にお伝えします。
お見合いの場で男性が感じていること、最初に知っておいてほしいこと
まず一つ、伝えておきたいことがあります。
男性もお見合い当日は緊張しています。
「男性はどっしり構えているもの」と思われがちですが、そんなことはありません。初対面の相手と向き合い、限られた時間の中で「この人はどんな人だろう」を感じ取ろうとしながら、同時に自分がどう見られているかも気にしています。お互いに緊張していて当然の場です。
だからこそ、「完璧に振る舞わなければ」と思わなくていいです。男性は採点しに来ているわけではありません。「この人と一緒にいたいか」を感じ取ろうとしているだけです。その前提を持っておくと、当日の気持ちが少し楽になると思います。
最初の数分で男性が受け取るもの
お見合いの場で最初に受け取る印象は、意識していなくても最初の数分でほぼ決まります。ここで「この人と話してみたい」と感じるかどうかが、その後の会話の雰囲気を大きく左右します。
入ってきたときの雰囲気
相手が席に着くまでの数秒間、男性は自然と全体の雰囲気を受け取っています。表情が硬い、目が合わない、うつむき加減——こういった状態は「緊張しているんだな」とわかります。緊張していること自体はまったく問題ありません。ただ、緊張の中でも「よろしくお願いします」と一言言えるかどうか、それだけで場の空気がずいぶん変わります。
逆に、ふわっとした笑顔で入ってきてくれると、男性側の緊張もほぐれます。「この人は場慣れしているな」ではなく、「この人と話すのは楽しそうだな」という感覚が最初の数秒で生まれます。
第一声と表情
「はじめまして」の一言と、そのときの表情は記憶に残ります。声のトーン、目の表情、口角の上がり方——これらは意識してコントロールするより、リラックスしているときの方が自然に良くなります。
完璧な笑顔でなくて構いません。少し照れているような、ゆるやかな表情の方が「この人は素直な人だな」という印象につながることが多いです。
清潔感と身だしなみ
服装の良し悪しより、「きちんと準備してきた」という感覚が伝わるかどうかです。髪が整っている、服にシワがない、全体的に清潔感がある——これらは「この場に向けて準備してきた」という誠意として男性には届きます。
高価なものを着る必要はまったくありません。「この人は今日のお見合いを大切にしているんだな」と感じられる身だしなみであれば十分です。
会話の中で男性が感じていること
席に着いて会話が始まると、男性の意識は「この人と話していて楽しいか」に移ります。ここからは会話の中で男性が感じていることを、具体的にお伝えします。
「話しやすいかどうか」が最優先
男性がお見合いの会話で最も重視しているのは、「話しやすいかどうか」です。これは話が上手かどうかではありません。
質問に答えるだけでなく、少し自分のことも話してくれる。相手の話を聞いているときに、頷いたり「そうなんですね」と返してくれる。話が途切れたとき、どちらかが次の話題を出せる——こういった「会話のキャッチボール」ができると、男性は「この人と話しているのは楽しいな」と感じます。
逆に、質問に短く答えるだけで会話が続かない状態が続くと、男性は「自分の話がつまらないのかな」「場が盛り上がらなくて申し訳ない」という気持ちになります。これは相手への不満ではなく、自分への焦りです。「沈黙が怖い」と感じているのは、男性側も同じです。
相手に「興味を持ってもらえている」と感じるとき
男性が「この人は自分に興味を持ってくれている」と感じる瞬間があります。
たとえば、男性が話したことに対して「それはどういう意味ですか?」「もう少し聞かせてください」と返してくれるとき。あるいは、男性が言ったことを少し後の会話で拾ってくれるとき。「さっきおっしゃっていた〇〇って、こういうことですか?」という一言は、「ちゃんと聞いてくれていたんだ」という嬉しさにつながります。
特別なテクニックは必要ありません。相手の話をちゃんと聞いて、気になったことを素直に聞く。それだけで「この人と話していると居心地がいい」という感覚が生まれます。
笑いが生まれる瞬間
お見合いの場で笑いが生まれると、場の空気が一気に変わります。面白いことを言おうとする必要はありません。相手の話に自然に笑ってあげられる、自分のちょっとした失敗談を話せる、それだけで「この人と一緒にいると楽しい」という印象が生まれます。
私自身、妻とのお見合いで会話の中で笑いが生まれた瞬間があり、その場の空気がほぐれたことを今でも覚えています。「もう少し話したいな」と思えたのは、そのときからでした。
価値観の話が出たとき
お見合いの会話が進むと、仕事・休日の過ごし方・将来の話など、価値観に触れる話題が出てきます。男性はここで「考え方が合うかどうか」を感じ取っています。
ただし、価値観が完全に一致している必要はありません。「この人は自分と違う考え方をしているけれど、話していて面白い」と感じることもあります。大切なのは一致しているかどうかより、「この人の考え方をもっと知りたいと思えるか」です。
自分の意見を持っていて、それを穏やかに話せる方は、お見合いの場でも印象に残ります。「何でもいいです」「特にないです」という答えが続くと、「この人のことがよくわからない」という感覚になりやすいです。
男性が「また会いたい」と感じる瞬間
お見合いが終わったとき、男性の頭の中にあるのは「また会いたいか」という一点です。条件の採点ではなく、「もう一度この人に会ってみたい」という気持ちがあるかどうかです。
経験者として正直に言うと、「また会いたい」という気持ちが生まれるのは、たいてい次のどれかの瞬間です。
「時間があっという間に感じた」とき
お見合いの時間が「短く感じた」とき、男性はほぼ確実に「また会いたい」と思っています。会話が弾んで、気がついたら時間が経っていた——この感覚は、相性の良さを示す一番のサインです。
「この人のことをもっと知りたい」と感じたとき
話の中で「この人はこういう人なんだな」というイメージが少し見えてきて、「もっと知りたい」と感じるとき。全部わかった気がするより、「少しわかった・もっと知りたい」という状態の方が、次につながりやすいです。
別れ際の一言が印象に残ったとき
帰り際の「今日はありがとうございました。楽しかったです」という一言は、男性の記憶に残ります。短くていいです。「楽しかった」という一言があるとないとでは、帰り道の男性の気持ちがまったく違います。
逆に、会話が盛り上がっていても別れ際に何も言わずに終わると、「楽しんでもらえなかったのかな」という不安が残ります。最後の一言は大切にしてください。
男性が「難しいな」と感じる瞬間
ここも正直にお伝えします。批判ではなく、知っておくと役に立つ情報として読んでください。
会話がずっと質問だけで終わる
男性が質問するたびに短く答えるだけで、相手からは何も出てこない状態が続くと、男性は次第に「この人は自分に興味がないのかな」と感じ始めます。インタビューのような一方通行の会話は、どちらにとっても疲れます。答えた後に「あなたはどうですか?」と返してみる、それだけで会話のバランスが変わります。
スマートフォンを頻繁に見る
会話の途中でスマートフォンを見る行動は、「退屈しているのかな」という印象を与えます。悪意がなくても、男性は「自分との会話より気になることがあるのかな」と感じます。お見合いの時間だけは、できるだけ画面を見ない方が無難です。
前の交際や元交際相手の話が出る
過去の恋愛や元交際相手の話は、お見合いの場では出さない方がいいです。悪口であれ良い話であれ、男性は「この人はまだ過去を引きずっているのかな」という印象を受けやすいです。前を向いて話せる人という印象の方が、次につながりやすいです。
条件の確認が会話の中心になる
年収・転勤の有無・実家との距離——こういった条件確認がお見合いの会話の中心になると、男性は「審査されているな」という感覚になります。条件を確認したい気持ちはわかりますが、それは仮交際の中で自然に確かめていく内容です。お見合いの場では、まず「この人と話していて楽しいか」を確かめる時間にした方が、お互いにとって良い時間になります。
お見合い当日、これだけ意識すれば十分
ここまで色々お伝えしましたが、当日に意識することをシンプルにまとめます。
- 緊張しても「よろしくお願いします」の一言は笑顔で言う
- 相手の話をちゃんと聞いて、気になったことは素直に聞く
- 答えた後に「あなたはどうですか?」と返してみる
- 条件の確認より「この人はどんな人か」を知ることを優先する
- 別れ際に「今日はありがとうございました」の一言を忘れない
この5つだけです。特別なテクニックは必要ありません。
うまくいかないお見合いがあっても、それは「縁がなかった」だけ
どんなに準備しても、うまくいかないお見合いはあります。会話が弾まない、なんとなく空気が合わない、相手の反応がよくわからない——そういうことは必ず起きます。
でもそれは、あなたが悪かったわけではありません。相性というものは、準備や努力でどうにもならない部分があります。うまくいかなかったお見合いを引きずりすぎず、「縁がなかった」と割り切って次に進む気持ちの切り替えが、婚活を長く続けるための大切な力です。
私自身も、妻と出会う前に「うまくいかなかった」お見合いがありました。でも今思えば、それがあったから妻との出会いにたどり着けたと感じています。一つひとつのお見合いに一喜一憂しすぎず、積み重ねていくことが大切です。
まとめ
- 男性もお見合い当日は緊張している。お互い様の場だと思って臨む
- 最初の数分で受け取る印象は「雰囲気・表情・清潔感」の順
- 会話で男性が最も重視するのは「話しやすいかどうか」
- 質問に答えるだけでなく、自分からも話す・聞き返すことで会話が続く
- 「また会いたい」と感じる瞬間は「時間が短く感じた」「もっと知りたい」「別れ際の一言」
- 条件確認より「この人と話していて楽しいか」を優先する
- うまくいかないお見合いがあっても引きずらない。縁がなかっただけ
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