「この先どうなるんだろう…」
30代になった頃、私もそんなふうに夜眠れなくなることがありました。特に一人で暮らしていると、将来が見えない不安は大きく感じるものだと思います。
この記事では、私自身の経験や思ったことを交えながら、「生きる意味」を考えるヒントをお伝えしたいと思います。日々の生活の中で感じられる小さな気づきに光をあてたいと思います。
将来が見えない不安は誰にでもある
私が30代になったころ、仕事も人間関係も先が見えず「自分は何をしているんだろう」と落ち込んでいたことがあります。あの頃は、未来は白紙で、何も描けないことが不安でたまらなかったんです。
でも60歳になった今振り返ると、不安そのものが「生きている証」だったと気づきます。安心してばかりの人生なんて、きっと存在しないんですよね。
小さな未来を描くことで気持ちが変わる
あるとき私は、先の10年ではなく「来週、何をしたいか」だけを考えてみました。例えば、近所の喫茶店でモーニングを食べる、とか、部屋のカーテンを新しくしてみる、とか。
すると不思議なことに、大きな不安が少しやわらいだんです。未来を全部見通そうとすると苦しいけれど、「小さな未来」なら自分で描ける。私はその気づきで気持ちがだいぶ軽くなりました。
人とのつながりが「意味」をつくる
もう一つ思い出すのは、母が入院したときのことです。病室に通いながら「自分がそばにいること」が誰かの安心につながるんだと実感しました。
そのとき、「生きる意味って、誰かにとって小さな存在になることなのかもしれない」と思ったんです。大きな使命なんてなくても、笑顔や声を届けるだけで十分だと今でも感じています。
不安は「問いかけ」でもある
将来が見えないときの不安って、悪いもののように感じますが、私は「生き方を考えるサイン」だと思うようにしています。
例えば、今の仕事が自分に合っているのか、暮らしの中で何を大切にしたいのか。不安がなければ、そんな問いも生まれません。
だからこそ、不安に押しつぶされるのではなく、「私は何を大事にしたいんだろう」と問い直すきっかけにしてみるといいと思います。
未来はひとりで作らなくていい
私自身、結婚相談所で妻と出会い、もうすぐ30年になります。もし独身のままなら、きっと今より不安を多く抱えていたと思います。
でも、パートナーや友人と支え合うことで、「一緒に未来をつくる」という安心感が生まれました。未来を自分ひとりで背負う必要はないんだ、と思います。
まとめ
将来が見えない不安は、誰にでもある自然な気持ちです。
・小さな未来を考えること
・人とのつながりを感じること
・不安を問いかけとして受けとめること
・ひとりで未来を作ろうとしないこと
こうした視点を持つだけで、少し気持ちが軽くなるのではないでしょうか。
私自身、60歳を超えた今でも不安はゼロではありません。でも「意味は自分でつくれる」と思うことで、前を向いて歩けています。読んでくださったあなたも、今日の一日を大事に過ごしてみませんか。
将来や人生の不安に迷ったときはこちらも → [人生の選択、間違えたくないと思ったときに大切なこと]
関連記事:

